さて、別項でも書いたように、
現在にいたるまで日本にはバーバリーの直営店舗というものが存在しません。
しかし、デパートの売り場には、バーバリーブランドの商品が本場さながらに陳列されています。
これは、三陽商会という国内のアパレルメーカーが
イギリスのバーバリー本部とライセンス契約を結び、
デザインの型番や縫製など、すべて本国の製品とおなじように作っているのです。
このような例は、ほかの海外ブランドが日本で商品展開する際にも、よく見られるやりかたです。
たとえば、ラルフローレンは、つい最近、鎌倉に直営店をオープンすることをきっかけに
ラルフローレン・ジャパンという日本支部を立ち上げましたが、
それまではインパクト21などの日本企業が製造を委託されていました。
三陽商会は、会社の名前こそさほど有名でないかもしれませんが。
日本のアパレル業界においては、古くから活動し、
着実にシェアを伸ばしてきた実績があります。
(実は、SANYOというオリジナルブランドを持っていることは、あまり知られていない)。
直営店のない日本で質の高いバーバリーの洋服が楽しめるのも、
三陽商会の技術力とセールス力があってこそのものなのです。
熱狂的な海外ブランドマニアのなかには、やはり本国で作られている正規品がほしい、
とわざわざインポートショップや輸入代理店から商品を購入している人もいますが、
むしろありとあらゆる国のブランドを自社の製造力でカヴァーできてしまうところにこそ、
日本のアパレル産業の世界的規模でのレベルの高さがあらわれているのではないでしょうか。
スポンサード リンク